IndexNow プラグインとBing URL Submissions Pluginの違い

WordPressのプラグインでMicrosoft関係の

という2つのプラグインがあります。
何がどう違うのかわからなかったので色々調べてまとめてみました。

 

IndexNow プラグインとBing URL Submissions Plugin共通

どちらも

  • Microsoft Bing Webmasterチームが作成。
  • ページの作成・更新・削除を検出し、バックグラウンドでURL送信を自動処理します。ただし、送信先が異なります。
  • 最近の送信リストから失敗した送信を再試行します。
 

WordPress管理画面内のそれぞれの設定ページにて、

  • プラグインから最近送信されたURLのリストを表示します。
  • 最近の送信の成功と失敗のステータスが表示されます。
  • 最近送信されたURLをダウンロー可能です。
 

ここまでがIndexNow プラグインとBing URL Submissions Pluginで共通です。

 

IndexNow プラグイン

IndexNow プラグイン

インストール数:10万以上

IndexNow プラグイン

 
  • ページの作成・更新・削除を検出し、該当URLをバックグラウンドで汎用エンドポイント https://api.indexnow.org/indexnow に 自動的に送信し、送信された URL はBing・Yandex等、IndexNowに参加しているすべての検索エンジン(※1後述)に共有されます
  • Bing ウェブマスターツールのIndexNow に手動でURLを送信することも可能です。
  • APIキーは自動生成・設定されます。
  • WordPress管理画面内のIndexNowの設定ページ内にて、Bing ウェブマスターツールのIndexNow Insightsのページに直接リンクしてあります。
 

ページの作成・更新・削除と同時にバックグラウンドで該当URLがBing ウェブマスターツールのIndexNowに送信され、そのURLはIndexNowに参加しているBing・Yandex等の検索エンジンに共有される、という仕組みです。

 

IndexNowに参加している主な検索エンジン等

※1IndexNowに参加している主な検索エンジン(2025年1月現在)

Microsoft Bing

Yandex(ロシアの検索エンジン)

Naver(韓国の検索エンジン)

Seznam.cz(チェコの検索エンジン)

Yep(Ahrefs が開発中の検索エンジン)

 

CloudflareのCrawler Hints

 

GoDaddy

Internet Archive

Condé Nast(VOGUE や WIREDを運営)

 

なお、Googleは現時点ではIndexNowをサポートしません。
ただし、Googleは何年も前に「WebSub(FKA. PubSubHubbub)を採用している」と明言していたので、たぶん今でもWebSub(FKA. PubSubHubbub)を採用しているはずです。

 

Bing URL Submissions Plugin

Bing URL Submissions Plugin

インストール数:5万以上

Bing URL Submissions Plugin

 
  • ページの作成・更新・削除を検出し、バックグラウンドでURL を自動的にBing Indexに送信します。つまり送信先はBingウェブマスターツールのみです。
  • 手動でBing IndexにURLを送信することも可能です。
  • APIキーは手動で設定する必要あり※簡単です。
  • マルチサイトには非対応です。※2

※2 1つのWordpressで複数のサイトを作成・管理・運営するのがマルチサイトですが、マルチサイトにすると複雑になるので普通は別々に作成・管理・運営しているケースが多いはずです

。 

Bing URL Submissions PluginはあくまでBing ウェブマスターツールと連携しているだけです。

 

まとめ(表で比較)

表にしてみると

IndexNow プラグインBing URL Submissions Plugin
制作者Microsoft Bing Webmasterチームが作成
処理内容ページの作成・更新・削除を検出し、バックグラウンドでURL送信を自動処理します。
ただし、送信先が異なります。
送信先Microsoft Bing
Yandex(ロシアの検索エンジン)
Naver(韓国の検索エンジン)
Seznam.cz(チェコの検索エンジン)
Yep(Ahrefs が開発中の検索エンジン)
 
CloudflareのCrawler Hints
 
GoDaddy
Internet Archive
Condé Nast(VOGUE や WIREDを運営)
Bing Index(Bingウェブマスターツール)のみ
再試行最近の送信リストから失敗した送信を再試行します。

WordPress管理画面内の

各設定ページにて

最近送信されたURLのリストを表示します。
最近の送信の成功と失敗のステータスが表示されます
最近送信されたURLをダウンロー可能です。
APIキー自動生成・設定されます。

手動で設定する必要あり

※簡単です

 

ということで、あくまで私の意見となりますが、

  • IndexNow プラグインはインストール・有効化するのがベター
  • Bing URL Submissions Pluginは不要
  • Googleに対してはWebSub(FKA. PubSubHubbub)にて対応する。WebSub(FKA. PubSubHubbub)は必須。

という印象です。

タイトルとURLをコピーしました